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日本の電柱の地下埋め込みは可能か?地震などの安全性について解説!

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江戸時代には「天下の台所」と呼ばれ、大阪市を代表するビジネス街となった中央区船場地区の道路網が、徐々にその姿を変えつつある。
道路網の一部で、電線を地下に埋めて無電柱化する工事が行われているからだ。
三休橋筋の北浜から南本町までの約1kmが無電柱化され、電柱や電線がないすっきりとした街並みになっている。
かんまちプロジェクトとは、歴史的・文化的な街並みの創出と観光資源の充実を図る事業の略称で、市の専門委員会が事前整備3カ所、検討1カ所を選定しています。
事前整備を行うのは、今橋4丁目の大阪クラブ今橋ビル周辺、今橋3丁目の日本生命ビル本館周辺、伏見町の芝川ビル周辺の3地区。
いずれも大正から昭和初期に建てられた、築100年前後の歴史的建造物があるエリアです。工事が完了したエリアでは、電柱が消えただけでなく、石畳風の道路舗装や広い歩道が設置され、街の雰囲気が一変している。
また、江戸時代から薬問屋が集まり、薬の町として知られる道修町通も整備検討地区に選ばれた。
大阪市では、地元企業などでつくるまちづくり協議会と連携し、武田薬品工業などの旧本社がある道修町2、3丁目に500メートルのパイプラインを敷設した。
大阪市道路局では「あとは電力会社からの電力供給への切り替えと、電柱の撤去だけ」という。大阪市道路局も「この区間が無電柱化されれば、地域の魅力アップにつながる」と胸を張る。
大阪市はこのプロジェクトを誇りに思っている。
1970年代後半、日本経済は活況を呈し、急激な円高が進行していた。
その差益にあやかろうと、全国の電力会社が電柱を地下に埋めようとした。
しかし、多くの市民が「限界利益を電気料金の値下げで還元すべき」と反発した。
この反対運動のおかげで、電柱の地中化はストップした。この歴史を国民は知っておくべきだ。
日本人はいつも目先の利益しか見ない。
あの時、政府はもっと丁寧に国民に説明すべきだった。
しかし、私は阪神・淡路大震災の経験から発見したことがある。あの時、電気が復旧したのは3日目の夜でした。
そう、電線を地下に埋めると、復旧に相当な時間がかかるのだ。
電気は電線を敷設すればすぐに流れるという利点がある。
日本は、ヨーロッパの一部の地域ほど地震が多くない地域と考えるべきでしょう。
今日は以上です。