固定資産税路線価の算出と使い方

固定資産税路線価の算出と使い方
固定資産税路線価と相続税路線価は、それぞれ異なる意味を持つ数字です。
固定資産税路線価は、市町村（東京都の場合は23区）によって算出され、土地の評価に関わるものです。
一方、相続税路線価は相続税を算出する際に用いられる指標であり、金額自体も固定資産税路線価とは異なります。
固定資産税路線価は、公示価格の70%を目安に算出されます。
この値は、土地の所有者が市町村から課される固定資産税の基準となります。
また、相続税路線価は公示価格の80%を目安に算出されます。
つまり、固定資産税路線価よりもやや高めの値が相続税路線価として設定されるのです。
参考ページ：不動産購入後の固定資産税路線価の調べ方や相続税路線価との違いについて解説！
固定資産税路線価を調べる方法は、一般財団法人資産評価システム研究センターが提供している全国地価マップを利用します。
このマップでは、市町村ごとに固定資産税路線価や他の関連情報を探すことができます。
具体的な調べ方としては、一般財団法人資産評価システム研究センターの全国地価マップのウェブサイトにアクセスします。
サイト内にある掲載マップ一覧から、「固定資産税路線価等」という項目をクリックします。
次に、調べたい地域を選びます。
該当の地域をクリックし、サイトの「全国地価マップご利用にあたって」の内容を確認し、同意したら日本の地図が表示されます。
地図上で目的の地域をクリックすることで、固定資産税路線価などの情報が表示されます。
固定資産税路線価の調査は、土地の評価や固定資産税の見積もりに役立ちます。
また、固定資産税路線価は相続税路線価とは異なるため、それぞれの目的に合わせて適切な数字を利用する必要があります。